研究チーム紹介

High Performance Computing

近年,オープンソースソフトウェア(以降,OSS)の普及により,ソフトウェアの開発がこれまで以上に盛んに行われています. OSSとはAndroidやchrome,Firefoxなどのように当該ライセンスの条件のもとならば,誰でも使えて,誰でも開発に参加できるソフトウェアのことです. ソフトウェア開発時には,多くの知識や開発経験が必要であるうえに,どれだけ注意しようともバグ(ソフトウェアの誤りや不具合)が混入してしまうこともあります. そのため,効率的にソフトウェアの開発ができるように工夫したり,開発したソフトウェアにバグ(ソフトウェアの誤りや不具合)がないか調査することなどは重要です. しかし,年々ソフトウェアの規模や複雑さは増大しており,一般に普及して使われているようなサーバーなどで調査することは難しくなってきています.

そこで我々は,高性能計算(High Performance Computing)(以降,HPC)の利用に着目しました. HPCとは,スーパーコンピュータやHadoop(OSSの並列処理フレームワーク)といった計算処理の高いサーバー群のことで, 1台のサーバーでは処理できない計算を,複数台のサーバーで分散して計算する技術です. HPCの利用事例として,科学技術計算の分野におけるコンピュータシュミレーションや生物学の分野における遺伝子解析などが挙げられるが,ソフトウェア研究の分野における利用事例はあまりありません. その理由の一つとして,HPCを使った研究は専門の知識が必要でハードルが高いと考えられていたためです. そこで効率的にHPCをソフトウェア研究でも利用することを目的として,次のような研究を我々は行っています.

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